2013年1月23日水曜日

情緒がない


暖房をつけてもたいして暖まらない部屋ですることといえば布団にくるまってやがて眠ることか布団にくるまらずに凍えていることかのどちらかだ
布団にくるまるにしろくるまらないにしろどちらも結局なんにもできないので暖房をちらと見ながらため息をつく。この時たいていの場合ため息は白く可視化されるのでわたしは余計にうんざりしてしまうんだ
このままでは脳みそも皮膚も硬化して誰にも会えない見た目と態度になるなあと思ったので、ふんずとふんばって起き上がりくるまった布団から頭と手だけだして仕事をした

最近の暮らしについて話すとほんとうに情けない日々を送っていて、仕事の時くらいしかしゃべらないので自分がどんなことを考えているのかも忘れちゃった
だから数日前に久々に友達と会って夜中までお酒など飲みながらくだらない話したり恋愛の話をしたとき、ほんとうに楽しかったんだけど最後ものすごく恥ずかしくなった。
日々仕事から直帰してお風呂はいってすぐに布団にもぐりこんでいる生活なんかしてるせいで、自分のことを話すことすらも照れくさくなるような人間になってしまったことについて、我ながら呆れずにはいられない。

定期的に人に会わないと化粧っけもなくなるし髪も伸ばしぱなしだしたくさん話したり考えたり笑うことも少ないので、最近のわたしはきっとずっと石みたいな顔してただろうし、あの夜ひさびさにしゃべったり笑ったりしたときはきっと石がねじれたみたいな顔してたんだろうなと思う。

そのことに気付いたらなんだかとても寂しがりみたいな気持ちになってしまっていまは誰かに会いたくて仕方がない
みんなどこで何をしていて何を考えているんだろう
みんなちゃんと幸せにやってるんだろうか
いつかだれかと交わした飲みにいこうねとか深夜のファミレスに一緒にいこうねとかの約束、あれはどうしちゃったんだろう
そういえばわたしが果たそうとしてなかったな
とか
思いめぐらせれば思いめぐらせるほど布団にくるまっている場合ではないし凍えている場合でもない

だけれどまあ、普段しゃべるのも誘うのも出かけるのも下手くそで、一人遊びスキルばっかり磨いてる自分が人に会って人と喋りたいと思えているだけ春は近いのかもしれないな

スプリングハズカムを石じゃなくて花のように迎えられますように




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