撮影準備でバタバタしてるあいだ書けなかった。
ラメの粉を使う制作だったので部屋もスタジオもラメだらけになってしまって毎日発狂しそうだったけど、
全員ラメだらけになりながら物撮りしたのはたのしかった。
ラメの粉がかなり余ったのをいただいたんだけどどうしよう。
ラメの粉を粉薬みたいに飲んで吐いたらどうだろう。
口からビームを出してるみたいに見えるだろうか。
そんなことを考えながらぼんやり東京マラソンの中継をみていたら、
女子の1番になった外人さんがゴールした瞬間吐いた。
ゴールの直前にはポーズを決めて余裕そうな素振りを見せつけていたのにな。
ラメを飲むのはやめようと思う
2013年2月24日日曜日
2013年2月15日金曜日
2013年2月11日月曜日
1PPP
マクドナルドで作業や勉強をすることを「マク勉」と呼ぶ事にしようと思った。
向かいの席では近くにある高校の生徒と思しき学ラン姿の青年たちが、ノートを広げて
「マク勉」していた。
複数で集まってマク勉する学生たちというのは、まあよく喋る。自分もそうだったからよくわかる。本当にちゃんと勉強できているのかわからないくらい喋る。自分もそうだったから分かってるんだけど。まあ勉強になってないんだけど。
でもそうやってみんなでマク勉する時間というのはほんとうにかけがえのない時間であったし、マク勉中のおしゃべりというのは弾みに弾むたのしさがあるものだ。
そんなことを思い出しながら自分のマク勉の手をとめ、学ランの彼らの会話に耳を傾けていると、彼らがしきりに「1PPP」という単語を発していることに気付いた。
「1PPP」ってなんだろう。
聞いた事もない言葉だった。
彼らが勉強している世界史用語かなにかかな、と思ったが、そのわりに「さすがにルンバは持ってないよ、1PPPだからさ」とか「てめえ1PPPのくせになんでももクロの公演あんなにいけんだよ」とかそういった使われ方なので、きっと何かの略語なんだろうな、と思った。
とても気になったのでしばらく聞いていると、彼らのうちの勇気ある1人から
「つーか1PPPってなんなんだよ」という非常にいい質問が飛び出した。
「はあ?知らねえのかよ。1PPPっていうのはなあ」
ももクロの公演に随分たくさん行っているらしい青年の声に全神経を集中させ、わたしは「1PPP」の正体を案外簡単に知る事ができた。
彼の説明によると、「1PPP」というのは「一般ピーポー」のことらしい。
ちなみに、「一般ピーポー」というのは「パンピー」のことらしい。
そして、「パンピー」というのは「一般人」のことらしい。
また、「一般人」というのは「善良な市民」を指すらしい。
で、「善良な市民」のうちに「区民」は含まれないらしい。
生まれは杉並区、育ちは練馬区である善良な区民のわたしは「1PPP」には含まれない。
世知辛い気持ちになった。抗議したい気持ちしかない。
若者が気軽な気持ちで流行らせていく略語的な造語の類は、その場のノリと勢いが加味されてとんでもない方向にぶっとんでしまうことがある。
「マク勉」という略語の使用に関しても、慎重にならないといけないな、と思った。
ちなみに、「1PPP」の発音は「いちピーピーピー」ではない。「ワンピーピーピー」だ。
語感だけでイメージすると決して常人ではない。
2013年2月10日日曜日
PANDORA CITY SHIBUYA
1月末まで働いていたアルバイト先に、抜けるにあたって必要な書類を提出しに行った。
先月までほぼ毎日通っていた渋谷は、1週間でずいぶんと様変わりしたような気がした。
職場を訪れるのも1週間ぶりだったので、すこし緊張した。
働いているときは渋谷のことも勤務先のこともなんとも思っていないつもりだったのだけれど、ほんの少しでも離れてみるとじんわりとみえてくる。
なんだかんだ言ってすきな場所だった。いろいろ勉強になったし。まあまだまだだけど。
渋谷のパルコではいま大宮エリーさんの展覧会をやっている。
働いているときはばたばたしていてあんまりちゃんと見ていなかったので、
改めてきちんと見た。
みんなに行ってみて欲しい理由は、どちらかというと個人的な事情のほうが多くなってしまいそうだから詳しくは書かないけれど、おおお!ってなることは確かだから是非見に行ってほしい。
BAR
先日友人がバーに連れて行ってくれた。
それはいかにも「バー」といった感じのバーだった。
狭い店内にはL字のカウンター席がどんとあり、
常連客らしき人々が顔の整ったバーテンを交え談笑に花を咲かせていた。
カウンターの向こうには無数の洋酒の瓶が暗く光っていて、顔の整ったバーテンはそのうちの1つを軽々と手に取っては注ぎ、客に出している。
わたしはそういうバーたるバーに行ったのは初めてだったので、ひどく感動した。
そして小さいころ電車の中で突然知らないオジさんが
「お嬢ちゃん、オジさんがバーにつれていってあげる」
と言ってきたことを思い出した。
私はオジさんを見つめたまま無視をした。
そのころの私はおじさんが発音する「バー」が何を指し示すのかも分からないくらい無垢な少女だったからだ。
その無垢さがどれくらいのものだったかについてもう少し言うと、そこで「あなたはバーじゃない、ジーだ」というくだらない指摘さえも思いつかないくらいの無垢さだ。
まあなにも分からなかったとはいっても、小さな赤ちゃんが言ったり言われたりする何も意味しない愛嬌としての「ば〜!」ではないことくらいは分かっていた。
ただ無垢な少女とはいえその愛嬌としての「ば〜」を言ってもらったところで喜べるような年齢ではなかったので、やっぱり無視をする他はなかったと今も思う。
オジさんはそんなあまりにも微妙なお年頃だった私にしつこく話しかけてしまったがために、最終的に駅員さんにめっちゃ怒られていた。
自宅に帰ってから私は母に「バーって何?」とさっきのオジさんくらいしつこく聞いた。
母は少し困った顔をしながら「大人がお酒を飲むところよ」と教えてくれた。
そうかあ大人がお酒を飲むところかあ、とそのときはそれだけの情報しか入手できなかったはずなのだが、
いったいいつの間だったのだろうか、大きくなるうちに頭の中にハッキリとバーのイメージが完成していた。
静かに音楽のかかる薄暗い店内、扉をあけるとカランコロンカランとベルが鳴り、白いシャツに黒いベストをきちっと着たマスターが「いらっしゃいませ」と礼をする。カウンター席にはすでに1人できている年配の男性客と、30代くらいのカップルが掛けていて、それぞれウイスキーのロック、青色のカクテル、水割りのグラスを傾けている。彼らの話し声は静かで、店内にはバーテンダーがシェイカーを振る音が響き渡る。
そんな中自分もカウンター席に掛け、マスターに「いつもの」を注文する…!
きっとそういった「Bar」のバーたる姿を、テレビやら映画やらで見たのであろう。
そしてそこにほんのりとした憧れを持つようにさえなっていた。
友人が連れていってくれたバーは吉祥寺のハモニカ横町の一角にあった。
冒頭でも述べたが、店内はまさにバーたるバー。白のシャツに黒のベストを着たバーテンがカクテルグラスに注がれたお洒落なお酒を出す。
まあ想像よりも多少騒がしかったのだが、金曜の真夜中だから仕方のないことだとすれば、そこは憧れていたままの空間であった。
こんなところで友人と仕事や恋愛について語らうなんて、ああ大人になったのだなあ、と感慨深くなった。
そしてあと何回ここに来たら「いつもの」と言えるようになるか、と考えていたとき、思いもよらぬ事が起きた。
店内に突如、小太鼓の音が鳴り響いたのである。
まさか、と思った。バーという空間において、何をどう間違えたとしても小太鼓の音は鳴り響かないだろうと思っていた。ドラムの生演奏、みたいなのはまだあるかもしれない。ただその時鳴り響いていたのはどちらかというとマーチングのような、軽快で溌剌としたものだった。
ちょっとゾッとして奥の方の席に目をやると、軽快なステッキさばきでもってタッタラタッタラタタタタタ、と小太鼓を叩いてる男性客が本当にいた。
びっくりした。
ちょっとショックだった。
大人っていうのは、幼い頃想像していた以上に、ほんとうになんでもアリだなあ、と思う。
いつか、わたしもバーでトライアングルあたりをかき鳴らしたい。
2013年2月7日木曜日
さかなとコーヒー
毎日起き抜けに窓際でコーヒーをすする。
一口めは大抵熱すぎて2ミリリットルも飲めやしない。
窓の向こうには金魚の水槽が見えて、おおきな金魚が2匹泳いでいる。
金魚はまんまるの目をくりくりさせる一方で、長い尾ひれをひらひらさせている。
わたしはこの金魚たちに餌をやるほど愛していないが、本当にかわいいと思っている。
この2匹同士だってきっと同じで、愛し合ってはいないだろうが、
互いを「かわいい」と思っているであろう。彼らはそれぞれ本当にかわいらしいんだ。
そうして金魚を眺めるうちにコーヒーは飲める温度になっている。
時々冷たくなってしまっている時もあるけれど、それはそれ。アイスコーヒー。
時計を見ると1週間前にはもうひと仕事かふた仕事終えていたであろう時間だったが、それもそれ。わたしは無色透明の存在。
怠慢で甘ったるいコーヒーの味
美味しくて間抜けな味
社会性を失うのに1週間も要らなかった。
金魚がぱしゃんと水面を蹴った。
2013年2月6日水曜日
ムショク透明
真夜中のファミリーレストランは寂しくも暖かだった
外に出て寒いねと思ったけど8度だった
思ったより気温は下がらなかったみたいだ
なんだか一歩踏み出せない人みたいだ
夜更けには降るはずだった雪は朝方になってやっと降りだした
雨まじりだった
相当積もるから最大級の警戒をということだったのに
なんだかすぐ誤摩化す人みたいだ
いやあほんとに書けなくなったね反吐がでる
はやくしないと死んじゃいます
みんな死んじゃいます
2013年2月4日月曜日
2013年2月2日土曜日
だったら結構です
「機械なんて苦手だし機械なんてよそよそしいし機械なんて温かみに欠けるし機械なんて嫌いだからデジタルなんてくそくらえパソコンなんて仕方なしに使ってるんだほんとうはアナログの方がいいに決まってる第一人の手がこもってるものしか信用ならないじゃんだからあたしは人の手がかかったアナログのものしか愛せないんだよ、編み物とか縫い物とかクラフトとかそういうのが一番暖かくてよい、ドラマがある、愛がある、心がある、だからweb系男子とは付き合いたくないね、絶対。」
そういう私をちらと見てweb系男子がぼそりと呟いた。
「やってみたらわかるよ」
それがだいたい1年前。
やってみたら分かってしまった。
2012年の正月には完成してる予定だった自分のホームページ
いまだにトップページすら完成していない
HTMLとかいうやつを手打ちする作業
それに至るまでの環境作りというか環境になじむための知識を吸い込むこと
ああこんなに血と涙が湧く作業だったのだなあと
体温も脈も感じないと思っていたネットのなかのコンテンツの羅列の向こう側にも
きちんと人がいて、その人の手がかかっていて、というかかかりまくっていて、
つまりなんなら手芸やクラフトと同じように手作業で生み出されているものなんだなあと
例のweb系男子がいま何処で何をしているのかもう分からないが、
ごめんなさい言いたい
果たして完成するのでしょうか
(web系男子に助けてほしい)
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