日記。
きのう 2013年4月17日
渋谷シネクイントで幻想と詩とエロチシズムの「寺山修司◉映像詩展」を見る
日替わりでいろいろやってて、そのうちの実験映画集2という回。
『檻囚』『トマトケチャップ皇帝』『ジャンケン戦争』『蝶服記』『書見機』『二頭女-影の映画』の6本の短編映画がひとまとめで見られる。
6本の中で一番印象的でなんだそれっておもったのは「ジャンケン戦争」かなあ。将軍と皇帝らしき恰好をした男が延々じゃんけんぽんをして、負けた方は勝ったほうに砂を掛けられたりタイヤで殴られたりパンツのなかに石を入れられたりする。ただそれだけの15分間。
この醜い戦いがおそらくこの世のなにかしらをたとえているのだろう、と考えると確かにそんな感じがしてくる。よくわからないけれど。ちなみに一部youtubeにあった。
評判を聞いて期待してたけど短縮されていて消化不良だったのが『トマトケチャップ皇帝』。子供のアナーキーさだけが胸にこびりつく。ほんとはジャンケンのやつもこの作品の一部だったらしい。完全版で見たい。
実験映画は大抵一度見ただけじゃ意図を汲めないけど好き。
わけわかんないから好き。
適度にぼんやりと、適度に探りながら、見ていることができる。
反社会性の精神を持ち合わせた人などはきっとそうではなくて、寺山修司に限らず大半の実験映画を熱い気持ちで見る事ができるのかもしれないなと思うのだけれど、おそらく私は社会に反旗を翻したいなんて微塵も思っていないと思うからぼんやりと見る。あと頭が悪いから。
土曜日、今度は『書を捨てよ町へ出よう』を見に行こうと思う。
これ、同名の本は読んだのだけれど、寺山修司の小説はどうも苦手。どうも、男くさすぎるというか、ヤンキーくさくって。こういうとき、自分は女なのなあ、と思う。
それから、ポスターハリスで関連展示(ポスターハリスギャラリー『寺山修司と天井桟敷◉全ポスター展』)もやってるらしいのでそれも土曜日に。
本当は天井桟敷の舞台が見たいから70年代に生まれればよかったなあとおもう。
『毛皮のマリー』を再演して欲しい。パルコさん。美輪さん。
あと『観客席』の戯曲をずっと読みたいんだけど図書館にない。本当は再演してほしい。
メモでしかないひどく怠慢な日記になってしまったけどおしまい。
下書きはたくさん、あるのだけれど、
なかなかしっくりかけないなあ、せっかくはじめたのに。
0 件のコメント:
コメントを投稿